今月から外国人材の受け入れを拡大する新たな制度が始まりましたが、外国人が在留資格を取得できる試験への応募が、国の想定を上回る事態となっています。
法律の改正によって今月から14の業種で外国人材の受け入れが拡大され、日本語の試験と分野ごとの技能試験に合格した外国人は在留資格が取得できます。
しかし、試験を受けたいという外国人の応募が国の想定を上回る事態となっています。
外食業の分野では、今月25日に初めての試験が予定されていますが、受け付けを始めた日に定員の3倍近いおよそ1000人の応募がありました。
外国人の採用を希望する企業の担当者からは「定員が少なすぎる」と不満の声があがっています。
このため、農林水産省は、急きょ、翌日・26日にも試験を実施することにしたほか、6月にも複数の都市で試験を行うことを決めました。
また、ホテルや旅館など宿泊業の分野でも、今月14日に予定されている試験で、全国7都市の会場、ほぼすべてが定員に達し、合わせておよそ700人が受験するということです。
観光庁では、「予想を超えるペースで申し込みがあった」として、試験の回数を増やすことも検討しています。
-- NHK NEWS WEB