イギリスのEU離脱をめぐって混乱が深まる中、河野外務大臣は訪問先のフランスで、イギリスのハント外相と会談し「合意なき離脱」を回避するよう改めて求めました。
イギリスのメイ首相は、今月12日に迫ったEUからの離脱期限を6月末まで延期したいとEU側に求めていますが、先行きは不透明な状況が続いています。
こうした中、河野外務大臣は訪問先のフランス北西部のディナールで、日本時間の5日夜、ハント外相と会談しました。
この中で、河野大臣は「現地の日系企業や世界経済への影響を最小化するためにも、EUとの取り決めがないまま離脱する『合意なき離脱』は回避すべきだ」とハント外相に改めて求めました。
これに対し、ハント外相は「合意なき離脱」の回避に向けたEUとの交渉状況などについて説明し「事態の解決に向けて全力で取り組んでいく」と応じました。
また両外相は、日英の外務・防衛の閣僚協議、2+2の開催に向けて、日程調整を急ぐことを確認しました。
-- NHK NEWS WEB