去年タイで、大雨で増水した洞窟に取り残され救出されたサッカーチームの少年たちが、福島県のスポーツ施設を訪れて地元の中学生と交流試合をしました。
福島県にあるスポーツ施設、Jヴィレッジを訪れたのは去年6月、タイ北部の洞窟に入って大雨による増水で出られなくなり、18日目に「奇跡の生還」を果たしたサッカーチームの少年とコーチのうち、学校の都合で来日できなかった1人を除く12人です。
海軍や海外のダイバーによる救出活動の際に、大阪に本社があるメーカーが、福島県川内村の工場で作った水中でも光る誘導灯が使われたことが縁で交流が続けられる中、メーカーが少年たちを招待しました。
少年たちは6日、桜を鑑賞したあと、Jヴィレッジの天然芝のピッチで地元の中学生とサッカーの交流試合を行いました。
試合のあと、キャプテンのポンチャイ・カムルアムさんは「タイと比べてとてもいいピッチで、楽しくプレーしました。合宿もしてみたい」と話していました。
コーチのエーカポン・チャンタウォンさんは「救出活動にはとても感謝しています。今度は私たちが震災からの復興へ頑張っている地域を応援したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB