小田急線は、保安装置の点検を行った影響で、午前7時15分すぎから小田原線、多摩線、江ノ島線のいずれも全線でおよそ1時間半にわたって運転を見合わせました。沿線の駅では通勤客で混雑するなどの影響が出ています。
小田急電鉄によりますと、8日午前7時15分ごろ、保安装置に異常が見つかり点検を行った影響で、小田原線と多摩線、江ノ島線のいずれも全線で運転を見合わせ、午前9時前に運転を再開しました。
この影響で、東京メトロ千代田線との直通運転も中止したほか、特急ロマンスカーも運転を見合わせたということです。
沿線の駅は、構内に入れない人や、バスを待つ人などで激しく混雑していました。
このうち東京 世田谷区にある小田急小田原線の千歳船橋駅では、午前8時10分ごろ、入場規制が行われている改札の前に大勢の人が行列を作っていました。
駅員が振り替え輸送などについて繰り返しアナウンスしているほか携帯電話で会社に慌ただしく連絡する人などの姿も見られます。
小田急電鉄の関係者によりますと、司令所と電車内をつなぐ無線が不調だったということで、詳しい原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB