岐阜県恵那市にある養豚場で、飼育しているブタが豚コレラに感染していることが分かりました。感染が確認された岐阜県にあるブタやイノシシの飼育施設は、これで14となりました。
岐阜県によりますと、8日、恵那市にある養豚場で、複数の子ブタに高熱などの症状が見られました。
このため連絡を受けた県が、子ブタと同じ豚舎で飼育されている17頭を調べた結果、9日朝、14頭が豚コレラに感染していることが分かりました。
岐阜県は感染拡大を防ぐため、この養豚場のすべてのブタ4000頭余りの殺処分を進めています。
豚コレラの感染が確認された岐阜県にあるブタやイノシシの飼育施設は、これで14となりました。
岐阜県によりますと、この養豚場には今月5日、恵那市内にある施設から200頭余りのブタが運ばれてきたということです。
養豚場と施設は同じ会社が運営していて、岐阜県は豚コレラの感染がないか確認を進めています。
また今回感染が確認された養豚場からは今月5日、名古屋市中央卸売市場南部市場にブタ50頭余りが出荷されているということです。
岐阜県は9日午前、緊急の対策会議を開き、古田知事は「養豚場だけでなく、施設でも豚コレラの感染が確認されるという事態も想定して作業を進めてほしい」と指示しました。
-- NHK NEWS WEB