政府が紙幣のデザインを一新すると発表したことを受けて、9日の東京株式市場ではATMや両替機などの交換需要を見込んだ関連企業の株式に買い注文が集まりました。
大手では、ATMを製造している「沖電気工業」や、自動販売機を手がける「富士電機」の株式が値上がりしました。
また駅の券売機などを手がける「高見沢サイバネティックス」は株価が27.8%値上がりし1日の値幅制限の上限、いわゆるストップ高で取り引きを終えました。
このほか、スーパーマーケットに設置されている自動で釣り銭が出てくる機器などを手がける「日本金銭機械」は8.5%、紙幣の両替機などを手がける「グローリー」は7.8%とそれぞれ大きく値上がりしました。
さらに渋沢栄一が立ち上げた倉庫会社「澁澤倉庫」も知名度が上がることを見込んだ買い注文が出ました。
-- NHK NEWS WEB