東京 中央区の不動産会社が、マンション開発をめぐる土地の売買で得た所得4億2000万円余りを申告しなかったとして法人税法違反などの疑いで東京国税局から告発されました。
告発されたのは、中央区の不動産会社「システムワン」と守屋公功社長(57)です。
関係者によりますと、この会社は3年前、埼玉県の東川口駅前のマンション開発にともなって、所有していた2400平方メートルの土地をおよそ6億7000万円で大手不動産会社に売却し、多額の利益を得ましたが税務申告していなかったということです。
このため東京国税局は、会社と社長が平成28年度の所得4億2000万円余りを隠し、およそ1億200万円を脱税したとして法人税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。
守屋社長は不正に得た金を銀行の貸金庫で現金で保管し、みずからが経営する別のコンサルタント会社の事業資金などにも充てていたということです。
-- NHK NEWS WEB