アメリカの娯楽大手のウォルト・ディズニーは、ことし11月からインターネットを使った動画配信サービスを始め、過去の作品に加えオリジナル作品を制作して配信することになり、動画配信をめぐる競争が激しさを増しています。
ウォルト・ディズニーは11日、動画配信サービス「ディズニー+」をことし11月にアメリカ国内で開始し、その後、世界各国に広げていくと発表しました。
具体的には、過去のディズニー作品のほかに、「スター・ウォーズ」シリーズなどのオリジナル作品を新たに制作して独占的に配信するということで、月額の料金は6ドル99セント、およそ800円にするとしています。
ディズニーは、先月、ハリウッド映画を多く手がけるアメリカの21世紀フォックスの映画・ドラマ部門を買収するなど、映像のコンテンツの開発に力を入れています。
動画配信をめぐっては、ネットフリックスとアマゾンが大きく先行していますが、アップルも先月、オリジナル作品を制作して配信サービスを始めると発表したほか、娯楽大手のワーナーメディアも映画やオリジナル作品の配信を始める計画です。
若者を中心に、テレビではなくインターネットでドラマやドキュメンタリーを見る傾向が強まる中、多くの企業が動画配信に参入し、競争が激しさを増しています。
-- NHK NEWS WEB