アメリカのライドシェア最大手で、ソフトバンクグループが筆頭株主となっているウーバーは、株式の上場を当局に申請し、アメリカのメディアは上場時の時価総額が日本円でおよそ11兆円となり、ことし最大規模の上場になる見通しだと伝えています。
ウーバーは、スマートフォンのアプリで配車の依頼を受け付け、一般の人が自家用車などを使って客を運ぶ、ライドシェアと呼ばれる配車事業の最大手で、2009年の創業以来、60を超える国で事業を展開しています。
サンフランシスコに本社があるウーバーは11日、株式の上場に必要な書類をアメリカ証券取引委員会に提出し、上場を申請しました。
それによりますと、上場するのはニューヨーク証券取引所で、現在の筆頭株主は関連会社を通じて16.3%を出資している、ソフトバンクグループだということです。
ウーバーは、料理の出前サービスも手がけているほか、「空飛ぶタクシー」の実用化を目指すなど、今後も成長が期待されており、アメリカのメディアは、来月にも予定されている上場時の時価総額が1000億ドル(およそ11兆円)に上り、ことし最大規模の上場になる見通しだと伝えています。
アメリカでは先月、ライドシェア大手のリフトもニューヨークのナスダックに上場しており、大型の上場が相次ぐことになります。
-- NHK NEWS WEB