ふるさと納税で多額の寄付金を集めている大阪 泉佐野市は、昨年度の寄付額が前の年度のおよそ3.7倍にあたる497億円に達する見通しであることを明らかにしました。
泉佐野市は2017年度のふるさと納税の寄付額がおよそ135億円と全国1位で、ことし2月からは返礼品のほかに、ネット通販大手「アマゾン」のギフト券100億円分を提供するキャンペーンを行っています。
泉佐野市によりますと、こうしたキャンペーンの効果もあり、昨年度(2018年度)の寄付額は、前の年度のおよそ3.7倍に上る497億円に達する見通しになったということです。
これは今年度の市の一般会計予算、およそ516億円とほぼ同じ額になります。
ふるさと納税をめぐって、国は過度な返礼品を贈る自治体があることから、返礼品は寄付額の3割以下の地場産品とし、基準を守らない自治体は、6月以降、制度の対象から外すとする法改正を行っています。
また、新たな制度での自治体の指定は、これまでの寄付金の集めかたなども考慮するとしていて、泉佐野市は制度の対象から外れる可能性があります。
-- NHK NEWS WEB