安倍総理大臣は総理大臣官邸で、日本を訪れているイギリスのハント外相と会談し、EU=ヨーロッパ連合からの離脱の期限が延期されたことを歓迎したうえで、日系企業や世界経済に悪影響が及ばないよう「合意なき離脱」の回避を重ねて要請しました。
この中で安倍総理大臣は、10月末まで期限が延期されたイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱について、「『合意なき離脱』が回避されたことを歓迎している。離脱による日系企業や世界経済への悪影響が最小限となるよう期待している」と述べ、「合意なき離脱」の回避を重ねて要請しました。
これに対しハント外相は、「何としても『合意なき離脱』は回避しなければならないということで臨んでいる。日本からは多額の投資をしてもらっているし、日系企業には何千人もの雇用を生み出してもらっている。今後とも両国間の協力を強化していていきたいとせつに望んでいる」と述べました。
また安倍総理大臣とハント外相は、6月のG20大阪サミットの成功に向けて、自由貿易の推進や、気候変動などの地球規模の課題などへの取り組みで協力していくことで一致しました。
-- NHK NEWS WEB