16日未明、川崎市の臨海部にあるバイオマス発電用の木材燃料を運搬する設備から火が出て、近くの倉庫にも燃え広がりました。けが人はおらず、火の勢いも弱まりましたが、消防によりますと、出火から10時間ほどたった正午の時点でも鎮火のめどは立っておらず、消火活動が続けられています。
16日午前2時ごろ、川崎市川崎区扇町の東洋埠頭株式会社の敷地で屋外にある長さおよそ500メートルのベルトコンベヤーから火が出たと従業員から消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、ここには木材燃料を利用したバイオマス発電の施設があり、ベルトコンベヤーは発電用の燃料を運搬するためのものだということです。
ベルトコンベヤーは当時、動いておらず、燃料から火が出たとみられ、火は燃料を貯蔵する近くの倉庫にも燃え広がったということです。
消防車22台と消防艇などが出て消火活動を続けていて、けが人はいませんが、これまでに倉庫などおよそ1.5ヘクタールが焼けました。
火の勢いは弱まったものの、発生から10時間ほどたった正午の時点でも鎮火のめどは立っておらず、消火活動が続けられています。
-- NHK NEWS WEB