来年行われるアメリカの大統領選挙に向けて、東部マサチューセッツ州の元州知事、ビル・ウェルド氏が与党・共和党から立候補する考えを明らかにしました。トランプ大統領に対抗する形で共和党から名乗りをあげたのは、ウェルド氏が初めてです。
マサチューセッツ州の州知事を務めたことのあるビル・ウェルド氏は15日、CNNテレビに出演し、「2020年の大統領選挙にトランプ大統領に対抗して立候補する」と述べました。
来年の大統領選挙に向けてトランプ大統領に対抗する形で与党・共和党から名乗りを上げたのはウェルド氏が初めてで、「トランプ政権があと6年続けば政治的な悲劇だ。共和党のことを考えると心配でならない。もしここで手を挙げなければみずからを恥じることになる」と述べました。
73歳のウェルド氏は、1990年代にマサチューセッツ州知事を務めたあと、前回の大統領選挙ではリバタリアン党の副大統領候補に選ばれました。
アメリカの調査会社「ギャラップ」が今月行った世論調査では、トランプ大統領の支持率は45%ですが、共和党の支持者では89%と高い水準を維持していて、アメリカのメディアは、トランプ大統領が共和党の指名を獲得する可能性が高いと伝えています。
-- NHK NEWS WEB