米どころ新潟県産のコシヒカリを、日本食の人気が高まっている中東のドバイに広めようと、新潟県長岡市のコメの販売会社が輸出に向けてコメ10トンを発送しました。
ドバイへ輸出されるのは、新潟県内で生産された無洗米のコシヒカリ10トンや米粉のクッキーなどです。
17日、新潟県長岡市のコメの販売会社では、アラビア語と英語で「新潟コシヒカリ」と書かれた5キロ入りの米袋2000袋がトラックに次々と積み込まれました。
JETRO=日本貿易振興機構によりますと、ドバイなど中東では健康志向の高まりで日本食が注目され、日本食レストランの開業が相次いでいるということです。
こうした中、去年、この会社がドバイでの食品見本市でコシヒカリを紹介したところ、現地の商社から声をかけられ、初めてドバイに輸出することになったということです。
新潟県によると県産のコシヒカリの輸出は香港やシンガポールが主流で、ドバイを含む中東への輸出はまだ少なく、「エコ・ライス新潟」の鈴木裕昭取締役は「農家はプライドを持って米作りに取り組んでいます。現地の人にコシヒカリがどんな味がするか興味を持ってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB