アメリカのネット通販大手のアマゾン・ドット・コムは、中国の消費者向けに中国国内の商品を扱うネット通販事業から撤退することになりました。
アメリカのアマゾン・ドット・コムは18日、中国の消費者向けに中国国内の商品をネット通販しているサービスを3か月後の7月18日に停止し、この事業から撤退することを発表しました。
撤退の理由は明らかにしていませんが、日本やアメリカではネット通販市場の50%程度のシェアを持ち、圧倒的な存在感を示しているアマゾンも、中国では地元企業との競争で苦戦し、シェアが伸びなかったからだと見られています。
アマゾンは2004年に中国企業を買収して中国のネット通販市場に参入しましたが、アメリカのメディアによりますと、一時は15%を占めていたシェアも最近は1%に満たないということです。
アマゾンは海外の商品を中国の消費者に届けるネット通販事業などは続けるということで、「中国の消費者は世界から高品質な信頼できる商品を求めている」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB