サッカーJ1の北海道コンサドーレ札幌は将来の収益拡大を目指して、日本代表選手が所属しているベルギー1部リーグのシントトロイデンと業務提携を結ぶことになりました。
昨シーズン、J1で4位のコンサドーレは、売上高がおよそ30億円で、J1のチームの中では経営規模が小さく、今後の収益拡大が課題となっています。
こうした中、創設から95年の歴史があり、日本企業がおととし買収したベルギー1部リーグのチームで、日本代表の冨安健洋選手などが所属しているシントトロイデンと業務提携を結ぶことになりました。
コンサドーレはこの提携をもとに、早ければことしの夏以降、運営スタッフの人事交流や下部組織の選手や指導者の短期留学を進め、クラブの収益拡大や強化に向けた取り組みを始めたい考えです。
コンサドーレはタイやベトナムなどアジアの4つのクラブチームと業務提携していますが、ヨーロッパのクラブチームとの提携は初めてです。
コンサドーレの関係者は「スタジアムでの観客のもてなしかたや、スポンサーとの関係など収益化という観点でシントトロイデンは優れている。クラブが将来的に100億円規模の経営を目指す中で多くのことを学びたい」と話しています。
コンサドーレは20日、この業務提携を発表することにしています。
-- NHK NEWS WEB