経営の立て直しを進めているパイオニアは、国内のグループ会社を含めた正社員およそ700人を対象に希望退職を募集することが分かりました。
パイオニアは、カーナビゲーション事業などで不振が続いたことを受けて、香港を拠点とするファンドから1000億円余りの出資を受け入れて、先月、完全子会社となり、経営の立て直しを進めています。
会社では、今年度から2年をかけて国内外の従業員およそ2万人のうち、15%にあたる3000人規模の人員削減を計画しています。
関係者によりますと、このうち国内のグループ会社を含めた正社員およそ700人を対象に希望退職を募ることを決め、来月の連休明けから受け付けを始めることが分かりました。
退職はことしの6月末を予定していて、残りの人員削減については、海外の社員を中心に、今後、希望退職の募集などを検討していく方針です。
一方、国内に子会社も含めて4か所ある工場については今後、再編も含めて生産体制の見直しを検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB