来週から始まる10連休中の全国のホテルや旅館の空き状況の調査がまとまりました。75%の宿泊施設がすでに予約が取れない状況ですが、来月4日以降の後半3日間は比較的空きがあるということです。
観光庁は、民間の調査会社が全国の2万9000余りのホテルや旅館を対象に、今月18日の時点で10連休中、2人部屋などの条件で予約できるか調べた結果を公表しました。
それによりますと、10連休全体の平均では、全国の75%の宿泊施設がすでに予約が取れない状況となっています。
予約が取れない割合を都道府県別にみると、京都府が連休中の平均で90%と最も高く、次いで沖縄県が88%、徳島県が85%などとなっています。
一方、愛知県は60%、茨城県は62%とまだ比較的、予約が取りやすい状況です。
また日付別にみると、4月27日から30日までの連休前半は、いずれの日も予約が取れない施設が85%以上に上っている一方で、5月4日から6日までの連休後半は50%前後にとどまり、比較的、空きがある状態となっています。
まだ予約が取れる施設の宿泊料金は、2週間前に比べると全国の平均価格が1.5倍に上がっていて、特に連休前半の上昇が目立ちます。
観光庁は「10連休中は代表的な観光地以外も多くの客足が予想されるが、連休後半にはまだ空きもみられるので、今後の旅行先や宿探しの参考にしてもらいたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB