現職に共産党の新人が挑む構図となった大分市長選挙は、無所属で現職の佐藤樹一郎氏が2回目の当選を確実にしました。
佐藤氏は大分市出身の61歳。昭和55年に当時の通商産業省に入り、中小企業庁の次長やジェトロ=日本貿易振興機構のニューヨーク事務所長などを務め、前回・平成27年の大分市長選挙で初当選しました。
今回の大分市長選挙は、自民党と自由党、それに、公明党大分県本部が推薦し社民党が支持した佐藤氏が2期目を目指したのに対し、共産党の新人の小手川氏が挑む構図となりました。
選挙戦で、佐藤氏は、4年間の実績をアピールするとともに、子育て支援の強化や地域の特色を生かしながら活性化を図るとした「大分市地域まちづくりビジョン」の具体化などを訴えました。
そして、支援を受けた各党の支持層に加え支持政党を持たない無党派層にも支持を広げ、2回目の当選を確実にしました。
-- NHK NEWS WEB