相次いで登場するQRコードを使ったスマホの決済サービス。官民でつくる協議会が事業者向けに不正利用を防ぐためにはどうしたらいいか、指針をまとめました。
スマホのアプリでQRコードを読み取るなどしてキャッシュレスで買い物ができるスマホ決済は、楽天や、ヤフーとソフトバンクが出資する「PayPay」など各社が相次いで参入していますが、不正利用も報告されています。
このため官民でつくるキャッシュレス推進協議会は、事業者向けに不正利用を防ぐためにはどうしたらいいか、指針をまとめました。
1つは大手のクレジットカード会社が提供している「3Dセキュア」という本人確認のサービスを導入することです。
クレジットカードの番号や有効期限だけでなく、別のIDやパスワードを決済のたびに求めるというものでQR決済にも導入すべきだとしています。
また、QR決済の会社は、クレジットカード会社から情報提供を受けて不正な取り引きをすぐに検知する仕組みをつくるべきだとも指摘しています。
協議会は消費者に対して「IDやパスワードを毎回入力するのは手間がかかるが、面倒くさがらずにやることが安全な決済につながる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB