東京 渋谷にある若者向けのファッションビル、「SHIBUYA109」が駅前のスクランブル交差点のランドマークとなってきたロゴを平成の終わりとともに一新しました。
「SHIBUYA109」は、東京 渋谷のスクランブル交差点に面した場所に、昭和54年、「ファッションコミュニティー109」として開業し、ことしで40周年を迎えます。
平成元年に現在の名前となり、バブル崩壊後は、売り上げを維持していた若年層を対象とした商品に特化し、その後、若者のファッションを象徴する場所として親しまれてきました。
一方で、運営会社によりますと、平成の時代が進むにつれて若者向けのファッションが「ギャル」といったことばに代表されるような象徴的なものから多様化し、これまで築いてきた「109」としてのブランドも次の時代を見据えて柔軟に変化させる必要が出てきたということです。
このため、平成の終わりが近づく中、ビルの最上部でランドマークとして存在感を放ってきたロゴを一新することになり、22日、工事用の足場などが外れ、新しいデザインが姿を現しました。
これまで最上部にあったロゴは赤く、スタイリッシュな形で描かれていましたが、新しいロゴは、人々につながりを持ってほしいとの願いを込めて、数字が互いにつながった丸みのある形にしたということで色も単色ではなく左から右にピンクから紫色に変わっていくデザインとなっています。
運営会社のマーケティング戦略事業部の山森晶奈さんは「服装やメークだけでなく、食や体験を通じて自分らしさを表現できる場を提供していきたいです」と話していました。
今月28日には新たなロゴがライトアップされ、正式にお披露目されるということです。
-- NHK NEWS WEB