23日夕方、離陸直前の旅客機が突然滑走路を外れて止まった山形空港では、滑走路の安全が確認されたことなどから、24日午前から通常の運航に戻りました。一方、現場では国の運輸安全委員会が原因の調査を進めています。
山形空港では23日夕方、離陸しようとしていたフジドリームエアラインズの県営名古屋行き386便の機体が突然滑走路を左側に外れて止まり、乗客60人と乗員4人にけがはありませんでしたが、滑走路が閉鎖されました。
この影響で東京や大阪を結ぶ合わせて7便が欠航しましたが、滑走路の安全が確認されたことなどから24日午前11時前から通常の運航に戻りました。
帰省のため名古屋からの便で到着した30代の女性は「まさか山形でこういったことが起きるとは思わなかった。事故を知って不安だったけど、着いてほっとしました」と話していました。
一方で、現場では国の運輸安全委員会が派遣した航空事故調査官4人が原因の調査を進めています。
航空会社によりますと、機長は「機体が左にそれていったので滑走路の中央に戻そうとしたができなかった」と話しているということです。
機体は滑走路の脇から空港ビルの近くに移され、調査官は、機体の車輪の状況を確認するなどして原因を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB