積極的な事業の拡大が裏目に出て業績が悪化しているRIZAPは、経営の立て直しに一定のメドが立ったとして、プロ経営者として招いた松本晃取締役がことし6月に退任すると発表しました。
RIZAPグループの発表によりますと、大手菓子メーカーのカルビーで会長を務め、去年6月、プロ経営者としてグループ入りした松本晃取締役が、ことし6月22日付けで取締役を退任します。
RIZAPは、積極的な企業買収が裏目に出て、ことし3月期の決算で70億円の赤字に転落する見通しになっていて、不採算事業の売却やグループ会社の再編などを進めてきました。
松本氏は構造改革を担当してきましたが、立て直しに一定のメドが立ったため、退任を決めたとしていて、退任後は特別顧問に就任するということです。
松本氏は「短い期間でしたが、一定の役割を果たすことができました。今後は、広く社会に貢献できる新しいテーマに挑戦していく予定です」としています。
-- NHK NEWS WEB