23日、山形空港で離陸直前の旅客機が滑走路を外れて止まったトラブルで、国の運輸安全委員会のこれまでの調査で機体に目立った異常は見つからなかったことがわかりました。運輸安全委員会はフライトレコーダーの解析を進めるなど引き続き原因を詳しく調べることにしています。
山形空港では23日夕方、離陸しようとしていたフジドリームエアラインズの県営名古屋行き386便の機体が突然、滑走路を左側に外れて止まりました。
乗客60人と乗員4人にけがはありませんでしたが、滑走路が閉鎖され、24日午前11時前に通常の運航に戻りました。
国土交通省は「重大インシデント」に認定し、国の運輸安全委員会の航空事故調査官4人が機体や現場の状況などを調べました。
これまでの調査で機体に目立った異常は見つからなかったということです。
また、滑走路脇のライトが1つ壊れているのが見つかり、機体の前輪がぶつかったことによるとみられるということです。
航空会社によりますと、機長は「機体が左にそれていったので滑走路の中央に戻そうとしたができなかった」と話していて、運輸安全委員会はフライトレコーダーの解析を進めるなど引き続き原因を詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB