外国人材の受け入れの拡大で、技能実習生として農業を学んでいたカンボジア人の女性2人に、初めて「特定技能1号」の新たな在留資格が認められることになりました。
今月から始まった外国人材の受け入れを拡大する制度では、「特定技能1号」の新たな在留資格を取得するための試験が介護、宿泊、外食の分野で始まっています。
一方で、3年間の技能実習を修了した外国人は、要件を満たせば無試験で「特定技能1号」に移行できるため、今月中旬までに27人から移行の申請があり、出入国在留管理庁で審査を行いました。
その結果、受け入れ先での支援体制が十分なことなどが確認できたとして、大阪に本社がある会社で農業の技能実習を修了した、カンボジア人の20代の女性2人に移行を認めることになり、26日に通知しました。
「特定技能」の在留資格が認められるのは初めてです。
2人は農業の分野での受け入れに該当し、通知を受け取ったあと、必要な手続きを終えれば、正式に「特定技能1号」に移行されるということです。
一方、出入国在留管理庁は出入国在留管理基本計画をまとめ、受け入れ拡大に伴い、外国人との共生に取り組むことや、悪質ブローカーを排除することなどを盛り込みました。
-- NHK NEWS WEB