機械メーカーの「小松製作所」と「ヤンマー建機」が、国の認証を受けていない工場でフォークリフトなどの大型特殊自動車の分解整備を行っていたとして、国土交通省は2社に対して業務の改善を指示しました。
国土交通省によりますと小松製作所とヤンマー建機は国の認証を受けていない合わせて12の工場で、フォークリフトやショベルカーなどの大型特殊自動車55台の分解整備を行っていたということです。
この理由について小松製作所とヤンマー建機は「国の認証が必要だとは思わなかった」や、「顧客からの要望を断れなかった」などと説明しているということです。
国土交通省は2社に対して業務の改善を指示し、整備を行う場合には国の認証を受けることや再発防止策を講じることなどを求めました。
認証を受けていない工場での整備をめぐっては去年4月に「三菱ロジスネクスト」の自主検査で発覚し、国土交通省が指導するとともにほかのメーカーに対しても同様の問題がないか各社に調査するよう求めていました。
-- NHK NEWS WEB