26日のニューヨーク株式市場は、企業決算の内容などを好感して、ダウ平均株価と並ぶ主要な株価指数である「S&P500」と「ナスダック」の総合指数が今月23日に続いて最高値を更新しました。
26日のニューヨーク株式市場は好調な企業決算や、この日発表されたアメリカの経済成長率が市場の予想を大きく上回ったことを好感して買い注文が広がりました。
この結果、主要な株価指数の「S&P500」と、IT関連企業が多いナスダックの総合指数の終値が、いずれも今月23日に続いて最高値を更新しました。
また、最高値に近い水準で取り引きが続くダウ平均株価は、前の日より81ドル25セント高い、2万6543ドル33セントで取り引きを終えました。
一方、このところ値上がりしていた原油価格は、トランプ大統領がOPEC=石油輸出国機構に対し、価格の引き下げを要請したと伝わり、大きく値下がりしました。
国際的な原油取り引きの指標の1つ、WTIの先物価格は一時、前の日に比べて4%以上安い、1バレル=62ドル台前半をつけました。
イラン産原油を対象にしたアメリカの制裁強化を来週に控える中、ほかの産油国が生産量を見直すのか注目されており、原油価格は不安定な値動きが続いています。
-- NHK NEWS WEB