平成が終わる前に思い出を語り合おうといま、各地で同窓会が開かれています。27日夜、さいたま市では平成の最初の年度に生まれた人たちの同窓会が開かれ、時代とともに歩んできた30年を振り返りました。
同窓会を開いたのは埼玉県春日部市の大沼中学校の卒業生たちで、27日夜、さいたま市で開かれた同窓会には、平成元年度に生まれた237人の卒業生のうち、44人が参加しました。
この中で、卒業生たちは中学生時代の制服や登校時間などの規則、それに平成の30年ではやった音楽を当てるクイズなどをして楽しみました。
このあと、卒業生の代表が「平成という時代は青春だった。令和の時代では自分たちが先頭に立っていい社会を作りしょう」などと新しい時代に向けた決意を述べていました。
同窓会を企画した神谷千南さんは「会を開くタイミングは平成を振り返り、令和にのぞむいましかないと思った。生まれた時代が終わるのは寂しいが、新しい時代に向かってチャレンジしていきたい」と話していました。
同窓会の幹事代行サービスを行う会社によりますと、平成が終わる時に思い出を語り合おうと同窓会を開くグループが相次いでいて、依頼の件数は例年の2倍にのぼっているということです。
会社の担当者は「時代が終わる節目に昔の仲間に会うことで、次の時代もつながりを持ち続けたいと感じる人が多いのではないか」と話していました。
-- NHK NEWS WEB