サウジアラビアを訪れている河野外務大臣は、現地の女性が働いている日系企業の工場を視察しました。そして、女性の進出を後押しし、日本から中東への投資が増えるよう、支援する考えを示しました。
河野外務大臣は外相会談などを行うため、サウジアラビアを訪れていて、日本時間の27日夜、首都 リヤドの郊外にある紙おむつや生理用品を生産する日系企業の工場を視察しました。
サウジアラビアは、イスラム教を厳格に解釈してきたことなどから女性の行動が制約されてきましたが、経済改革の一環で女性の社会進出が進み、この工場でも女性の雇用を拡大させているということです。
河野大臣は、女性マネージャーの説明を聞きながら、アバヤと呼ばれる衣装を身につけた女性、およそ80人が紙おむつをこん包する様子を見てまわりました。
視察のあと、河野大臣は「サウジアラビアが改革を進めることは中東地域の安定にも欠かせないと思っており、最大限サポートしていきたい。多くの日本企業にサウジアラビアへの投資を考えてもらえるよう支援していきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB