東京オリンピック・パラリンピックのレセプションで使われることを目指して、シャンパンのように泡立つ日本酒を造ろうと、群馬県川場村など全国の酒造会社が法人を設立し、開発を始めています。
群馬や新潟など全国13の酒造会社が共同で運営しているawa酒協会は、シャンパンのように泡立つスパークリング日本酒を、各地域の特性をいかして造り、世界にその魅力を発信することを目指しています。
このうち群馬県川場村の永井酒造では、地元の米「雪ほたか」を使ったスパーリング日本酒造りを始めています。
杜氏が、米とこうじを混ぜる仕込み作業をしたり、グラス内での泡の出方を確認したりする作業を続けています。
協会では、各地域が作ったスパーリング日本酒を、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのレセプションで使ってもらえるよう働きかけたいとしています。
awa酒協会の代表理事で、永井酒造の永井則吉社長は「世界中から訪れる人たちに、日本酒の魅力をPRしたい。飲んだ人が川場村に訪れたいと思うような酒を造りたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB