アメリカのトランプ大統領は就任後初めてのビデオ演説で、「私のメッセージは明らかだ。アメリカで製品を作ってほしい」と述べ、雇用の創出に力を入れる考えを示したうえで、TPP=環太平洋パートナーシップ協定から離脱するための大統領令に署名したことなど、この1週間の成果を強調しました。
アメリカのトランプ大統領は、就任後初めてのビデオ演説を28日インターネット上で公開しました。この中でトランプ大統領は、就任早々に企業のトップらと会談したことを紹介し、「私のメッセージは明らかだ。アメリカで製品を作ってほしい。アメリカの労働者を使ってほしい」と述べ、雇用の創出に力を入れる考えを示しました。
そのうえで、TPP協定から離脱するための大統領令に署名したことを振り返り、「TPP協定は、アメリカの労働者に災いをもたらしていただろう」と述べました。
また、オバマ前大統領が推進した医療保険制度改革、いわゆるオバマケアを見直すための大統領令やメキシコとの国境沿いに壁を築くよう命じる大統領令に署名したことなどを挙げて、この1週間の成果を強調しました。そして、「われわれはアメリカ国民を代表し、決して戦いをやめない」と演説を締めくくり、迅速に政策を実行していく姿勢を示しました。
-- NHK NEWS WEB