大型連休後半、群馬県内の山で遭難が相次ぎ、登山に訪れていた男性2人の死亡が確認されました。警察はいずれも足を滑らせて転落したとみて、当時の詳しい状況を調べています。
3日午前11時すぎ、群馬県下仁田町の荒船山で艫岩(ともいわ)と呼ばれる崖の150メートルほど下で男性1人が倒れているのを警察が発見し、その後、死亡が確認されました。
警察は、死亡したのは、改元の日のご来光を荒船山の山頂から見ようと先月30日の朝に愛知県の自宅を出発し2日までに戻る予定だった男性とみて、身元の確認を進めるとともに、男性が足を滑らせて転落したとみて調べています。
また、2日午後4時ごろには群馬県上野村の三笠山で登山をしていた人から「一緒に登っていた友人とはぐれた」と警察に通報がありました。
警察などが捜索したところ、3日午前10時前、高崎市の会社役員、丸山一雄さん(72)が木に引っ掛かった状態で見つかりその後、死亡が確認されました。丸山さんは友人と2人で2日午前から登山を始め、下山中に滑落したとみられるということです。
大型連休中は登山に出かける人も多いことから、警察は岩場などの危険な場所に注意するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB