連休明けの7日、東京株式市場では11日ぶりに取り引きが行われます。令和最初の取り引きに向けて証券会社などでは、システムの稼働状況を確認していました。
このうち、都内の大手ネット証券会社では6日、売買システムの担当者ら10人余りが出勤して、7日に向けた準備を進めました。
担当者は投資家からの注文を受け付けるシステムが正常に稼働していることや、連休中に受け付けた注文がシステムの能力の範囲内であることなどを確認していました。
また、5日、アメリカのトランプ大統領が、中国からの輸入品に対する関税を引き上げる方針に言及したことなどを受けて、7日は取り引きが増える可能性があるとして、取り引き開始直後の注文の状況に注意することになりました。
一方、東京証券取引所も連休中、6日も含めて3回、各証券会社との間でシステムを接続するテストを行い、問題がないことを確認したということです。
カブドットコム証券の眞部則広専務は「連休明けということで、あすはもともと取り引きが増えると警戒していたが、トランプ大統領の発言を受けてさらに取り引きが集中する可能性がある。円滑に処理できるよう緊張感を持ってあすを迎えたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB