7日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国との貿易摩擦に対する懸念から、ダウ平均株価は前日に比べて200ドルを超える値下がりで取り引きが始まっています。
アメリカと中国の貿易交渉をめぐって6日に一時、470ドル以上の値下がりを記録したニューヨーク株式市場のダウ平均株価ですが、その後は持ち直し、急激な値下がりには歯止めがかかったものと見られていました。
しかし、6日の取り引き終了後にアメリカの通商代表部が、中国からの2000億ドルの輸入品に対する関税を10日に引き上げる方針を明らかにしたことから、貿易摩擦に対する懸念が再び強まっていました。
また、当面リスクを回避しようという動きから、外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが強まっています。
市場関係者は「これから始まる交渉の行方がはっきりせず、不透明感が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB