ハリー王子とメーガン妃との間に第1子となる男の子が誕生したことを、イギリスでは新聞各紙が1面で伝えたほか、メーガン妃が生まれ育ったアメリカでも各テレビ局が報じました。
イギリスの大衆紙「サン」は「ウィンザーにサンライズ」という見出しで、日の出を意味するサンライズと息子を意味するサンをかけて男の子の誕生を祝福しました。
また、アメリカのABCテレビは「2人は伝統を覆し、男の子の誕生を最初にインスタグラムで発表した」とキャスターが伝えました。
ハリー王子夫妻が結婚式を挙げ、夫妻の自宅も近くにあるロンドン郊外のウィンザー城には大勢の市民が集まり、誕生した男の子はアメリカ国籍も持てることから、男性の1人は「イギリス国王にもアメリカ大統領にもなれるかもね」と少し興奮した様子で話していました。
一方、賭け事が盛んなイギリスでは、政府公認のブックメーカーが男の子の誕生を前に性別や誕生日、名前、出産場所などを賭けの対象にしました。
事前の予想では女の子に賭ける人が多いことから、すでに生まれていて何らかの情報があるのではないかという臆測を呼んで、誕生日をあてる賭けを中断したブックメーカーもありました。
実際には男の子が生まれたため、現在は男の子の名前を予想する賭けが人気を集め、大手のブックメーカーの1つでは6日の時点で、最も人気が高いのがアルバート、次いでアーサー、アレクサンダー、ジェームズ、フィリップなど王室にゆかりのある名前などが並んでいます。
また出産場所についてハリー王子の母のダイアナ元皇太子妃や、兄のウィリアム王子の妻のキャサリン妃はロンドン中心部のセント・メアリー病院で出産しましたが、メーガン妃は女性スタッフが付き添って自宅での水中出産を望んでいると伝えられていました。
イギリスの新聞「デイリー・メール」は出産予定日が遅れたために自宅での出産にはならず、ロンドン市内の別の病院で出産したと報じていますが、公式にはメーガン妃がどこで出産したのか発表されておらず、出産場所にも関心が集まっています。
-- NHK NEWS WEB