外国人観光客の増加や消費税率引き上げなど、ビジネスのさまざまな課題をITで解決しようという、製品やシステムを集めた展示会が東京 江東区で始まりました。
東京ビッグサイトで開かれたことしで28回目となる展示会には、およそ1200社が参加し、IT=情報通信技術を応用した製品やシステムを展示しています。
このうち、観光客の利用を想定した「AIチャットボット」と呼ばれる自動回答システムは、スマートフォンに向かって観光に関連した質問を投げかけると、人工知能が最適な行き先や土産物の情報を探して表示するもので、英語や中国語など7つの言語に対応しています。
同じシステムを活用した画面を空港などに設置し、地元の名所や特産品の紹介に活用する予定もあるということです。
また、スマートフォンなどでバーコードを読み取り、商品情報を表示するアプリも多言語に対応していて、日本語が分からなくても原材料や使い方などを正確に把握したうえで買い物をしてもらおうと開発されました。
出展したIT企業、Paykeの河野浩二さんは「今後、さらに多くの外国人観光客が来日すると予想されることから、IT技術で少しでもおもてなしができるように努めていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB