8日のアジア各地の株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦に対する懸念が再び強まったことから売り注文が広がり、中国・上海市場など各地で株価は値下がりしました。
7日のニューヨーク市場で、アメリカと中国の貿易摩擦への懸念からダウ平均株価が大きく下落したことを受けて、8日のアジアの株式市場は、各地で売り注文が広がる展開となりました。
このうち、中国・上海市場は代表的な株価指数の「総合指数」が7日の終値に比べて、およそ1.1%下落しました。
ほかのアジア各地の代表的な株価指数の終値も7日と比べて、香港がおよそ1.2%、シンガポールがおよそ0.8%、台湾がおよそ0.5%などと、軒並み値下がりしました。
市場関係者は「投資家の間では米中の貿易摩擦が激しくなることへの警戒感が強まっている。9日から予定されている米中の貿易交渉で両国が歩み寄るのか、それとも決裂するのかを投資家は注視している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB