大阪 梅田の地下街で待ち合わせスポットとして半世紀近くにわたって親しまれてきた「泉の広場」の噴水が、地下街のリニューアル工事に伴い撤去されることになり、9日、噴水に別れを告げるセレモニーが行われました。
この噴水は、大阪 梅田の地下街「ホワイティうめだ」の「泉の広場」に昭和45年に設置され、待ち合わせスポットとして親しまれてきました。
この噴水が地下街の大規模なリニューアル工事に伴い撤去されることになり9日、「お別れ会」が行われました。
この中で地下街を運営する会社の町野和道社長が「長い間、ご愛顧いただいて感謝しています。とても感慨深い気持ちです」とあいさつしました。
そして噴水の水が止められたあと、重機を使って中央に設置されている少年の像が取り外され、半世紀近くの歴史に幕を下ろしました。セレモニーには事前に応募した一般の人たち26人も参加し、写真を撮るなどして噴水に別れを告げていました。
夫婦で参加していた64歳の女性は「デートの待ち合わせに使っていました。思い出深い場所なので無くなるのは寂しい気持ちですが、リニューアルも楽しみです」と話していました。
運営会社によりますと、リニューアル工事はことし11月まで行われ、噴水があった場所には光で水を演出する新たなシンボルが設置されるということです。
-- NHK NEWS WEB