第4の携帯電話会社としてことし10月に参入する「楽天」は、大手各社が相次いで値下げ方針を打ち出す中で、低価格戦略で対抗する方針を改めて強調しました。
楽天の携帯事業子会社の山田善久社長は10日の決算会見で、参入に当たっての料金プランについて「まだいろいろと話をするには時期尚早だが、低廉な求めやすい価格を考えている」と述べました。
楽天の参入を前に、NTTドコモが来月から通信料金を最大で4割値下げするプランを導入するなど大手3社も相次いで値下げに動いていることについて、「私どもは十分に差別化する余地がある」と述べ、低価格戦略で対抗していく方針を改めて強調しました。
一方、子会社の「楽天銀行」で、10連休明けにネットワーク障害が起きてスマートフォンなどからの取り引きが一時できなくなったトラブルについて、楽天の穂坂雅之副会長がアクセスの集中に対する備えが甘かったという認識を示したうえで、「サーバーの改善やお客様対応の態勢を強化し、再発防止に努めます」と陳謝しました。
-- NHK NEWS WEB