10日の東京株式市場は、米中の貿易摩擦をめぐる動きの影響で荒い値動きとなり、結局、5営業日連続で値下がりとなりました。
10日の東京株式市場、日経平均株価は午前中の取り引きで一時、180円以上、値上がりしました。
しかし、午後に入ってアメリカが予定どおり関税を引き上げる制裁強化に踏み切ると、株価は下落に転じ、値下がり幅は一時、220円以上となりました。
その後は、米中の閣僚級の協議が10日も続くこともあって、買い戻しの動きが出て、結局、日経平均株価の終値は、9日より57円21銭安い、2万1344円92銭となりました。
東証株価指数=トピックスは、1.29下がって、1549.42。
1日の出来高は17億4057万株でした。
これにより10連休をはさんで5営業日連続の値下がりとなりました。市場関係者は「米中の貿易協議の行方に注目が集まる中、荒れた値動きになった。米中が互いに関税を引き上げあって貿易摩擦の問題が泥沼化することに、投資家の警戒感が高まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB