群馬県南牧村で10日、マイクロバスが崖下に転落し、12人がけがをした事故で、警察は、逮捕した運転手の会社を捜索するなどして事故の原因を調べています。
群馬県南牧村にある烏帽子岳の登山口近くで10日午後、車道に停止していたマイクロバスが突然動き出して道路脇の崖下に転落し、乗っていた登山客の男女18人のうち12人が重軽傷を負いました。
警察は、運転手を務めていた茨城県守谷市のレンタカー業、海老原功容疑者(66)が車を止める際に、適切な安全措置を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いでその場で逮捕しました。
事故を起こしたバスは、海老原容疑者の会社が管理しているもので、警察は11日朝から約20メートル下に転落した車体を引き上げて警察署に移したほか、守谷市内の会社の事務所などを捜索しました。
これまでの調べで、バスは転落する直前までエンジンをかけたまま停車していたと見られ、警察はサイドブレーキが不十分だった可能性もあるとみて、事故原因の解明を進めるとともに、登山客をバスに乗せていたいきさつなどについても調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB