新潟県警察本部は、この春就職した新社会人に、初任給で詐欺電話の撃退に有効な機能を備えた電話機を買い、親族にプレゼントしてほしいと呼びかけています。
新潟県内では振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害があとを絶たず、特に自宅に現金がいくらあるかを事前に電話で尋ねる、いわゆる「アポ電」が急増しています。
このため新潟県警察本部は、この春就職した新社会人に、詐欺電話の撃退に有効な機能を備えた電話機を初任給で買い、親族に贈ってもらおうと、新潟市役所や住宅メーカーの新人研修などで呼びかけています。
こうした電話は、事前に登録していない番号から電話がかかってくると「会話を録音している」というメッセージが流れます。
研修に参加したメーカーの新入社員の女性は「おばあちゃんが1人暮らしで心配なので、おばあちゃんと電話機を見にいきたい」と話していました。
新潟県警生活安全企画課の左京秀明安全安心推進室長は「自宅のドアに鍵をかけるように電話にも鍵をかけると思って買っていただきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB