経営トップの人事をめぐって混乱が続く、大手住宅設備メーカー「LIXILグループ」は、来月開かれる株主総会に提案する取締役の候補者を発表しました。前のCEOもみずからを含む候補者を提案していて来月の株主総会で委任状の争奪戦となることも予想されます。
LIXILグループは、13日、来月開かれる株主総会に提案する取締役の候補者8人を発表しました。
それによりますと、8人のうち7人が社外取締役となっていて、前のCEOの瀬戸欣哉取締役は候補には選ばれませんでした。
LIXILグループをめぐっては、いわゆる「プロ経営者」として別の会社から招かれた瀬戸氏が去年10月末にCEOを退任し、創業家出身の潮田洋一郎氏が後任のCEOに就きました。
これについて瀬戸氏は手続きが不透明だったとして、トップ復帰を目指してみずからを含む取締役候補者8人を株主として提案しています。
会社側と瀬戸氏の提案では8人の候補者のうち6人が異なっていて、来月の株主総会は委任状の争奪戦となることも予想されます。
-- NHK NEWS WEB