石油元売り最大手の「JXTGホールディングス」は、消費税率の引き上げに伴う「ポイント還元制度」について、展開しているすべてのガソリンスタンドで、ポイントを還元する方向で検討していることを明らかにしました。
ことし10月に予定されている消費税率の引き上げに伴い、政府は、景気対策として中小の小売店などでキャッシュレス決済で買い物をした場合に、ポイントを還元する制度を導入することにしています。
これについて、石油元売り最大手のJXTGホールディングスの杉森務社長は13日の記者会見で「政府の趣旨には賛同している。できるかぎり、ネットワークとして参加したい」と述べ「ENEOS」など展開しているすべてのガソリンスタンドで2%のポイントを還元する方向で検討していることを明らかにしました。
すべてのガソリンスタンドでポイントを還元する場合、政府の補助の対象にならない直営店についてはJXTGがポイント分を負担することになります。
また、それ以外の補助対象にならない店舗については今後、運営会社との間で負担の在り方を協議することにしています。
ガソリンスタンドでのポイント還元をめぐっては「出光興産」や「コスモエネルギーホールディングス」も、全店で参加できるか検討を進めています。
-- NHK NEWS WEB