大手衣料品チェーン、ユニクロとジーユーのネット通販サイトで、合わせて46万件余りのアカウントに不正なログインが確認されたことが分かりました。利用客の名前や住所などの個人情報が第三者に閲覧されたおそれがあるということです。
ユニクロとジーユーを傘下に持つファーストリテイリングによりますと、不正なログインは先月23日から今月10日にかけて確認され、合わせて46万1091件に上っています。
利用客からの連絡を受けて調査したところ分かったということで、名前と住所、生年月日のほか、電話番号やメールアドレス、それにクレジットカードの番号の一部などが第三者に閲覧されたおそれがあるということです。
会社は、他社のサービスから流出したIDとパスワードのリストを元にログインを試みる、「リスト型攻撃」と呼ばれる方法によるものと見て、警視庁に通報しました。
また、該当するアカウントはいったんパスワードを無効化し、利用客に対して、他社のサービスと異なるパスワードに設定し直すよう呼びかけています。
ファーストリテイリングは「お客様や関係者の皆様にご迷惑とご心配をかけ、深くおわび申し上げます。今後は、不正ログインの監視を強化するなど、より一層お客様が安心して買い物ができる環境を整備していきます」としています。
-- NHK NEWS WEB