14日の中国、上海の株式市場は、貿易問題をめぐる米中の対立が激化したことを受けて代表的な株価指数が大きく下落したあと、買い戻しの動きで上昇に転じるなど、荒い値動きとなっています。
14日の中国・上海の株式市場は、米中が関税をかけあう激しい応酬を懸念してニューヨーク市場の株価が大きく下落したことを受けて、日本時間午前10時半の取り引き開始直後から売り注文が広がり、代表的な株価指数「総合指数」は、13日の終値に比べておよそ1%下落しました。
その後、金融や半導体といった大型株を中心に買い戻す動きが出て株価が急速に上昇するなど、荒い値動きになっています。
日本時間の午前11時半時点では、13日よりおよそ0.1%値上がりして取り引きされています。
市場関係者は「米中の貿易交渉の先行きが見えない中、実体経済への影響が懸念されている。ただ、きょうは大型株が買われ、急激な株価の下落を防ごうと政府系ファンドなどが買い支えている可能性がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB