高野連=日本高校野球連盟は試合中の暑さ対策の1つとして、これまで黒一色に限られていたスパイクの色を来年3月から白も認めることになりました。
これは15日大阪・西区で開かれた高野連の理事会で決まりました。高校野球では試合中に使う用具についてのルールを定めた「高校野球用具の使用制限」の中で、スパイクの色を黒のみとしていましたが、暑さ対策のために規定を見直し、白いスパイクの使用も認めることになりました。
白いスパイクは来年3月20日以降の試合で使うことができ、どちらの色のスパイクを履くかをチームで統一する必要はないということです。
高野連は、去年夏の全国高校野球の開会式で水分補給の時間を設けたほか、ことしの大会に向けて甲子園球場内のエアコンを増設するなど熱中症への備えを強化しています。
高野連の竹中雅彦事務局長は「メーカーの試作品で汚れなどを見たうえで、黒にこだわる必要はないと感じた。黒と白では使われる素材が違うので、細かいところは今後確認していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB