買い物かごが付いた自転車、「ママチャリ」に乗って、自動車レースさながらに仲間と交代で4時間走り続ける耐久レースが、山口県美祢市で行われました。
「ママチャリグランプリinMINE」は、地域の活性化につなげようと市が初めて開催し、県内外からおよそ800人が参加しました。
大会は、自動車メーカー「マツダ」が開発中の車をテスト走行させるのに使っている本格的なコースで行われ、午前10時に一斉にスタートしました。
レースは、1チーム2人から10人で、改造していない市販の「ママチャリ」を交代でこぎ続け、1周3キロ余りのコースを4時間で何周走れるかを競います。
会場では、時折、雨が降る中、参加者たちは、チームメイトからの声援を受けながら懸命にペダルをこぎ続け、アップダウンのあるコースを走り抜けていました。
3人のきょうだいで参加した山口市の19歳の女性は「周りの人を抜かしたいと思いながら必死に走りました。別のチームで出ている父親には勝ちたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB