ことし1月から3月までのGDP=国内総生産は、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてプラス0.5%、年率に換算してプラス2.1%と、2期連続のプラス成長でした。
内閣府が発表した、ことし1月から3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてプラス0.5%でした。
これが1年間続いた場合の「年率」に換算するとプラス2.1%で、2期連続のプラス成長です。
主な項目を見ますと、
▽「輸出」は、中国経済の減速やIT関連の需要の落ち込みからマイナス2.4%でした。
▽企業の「設備投資」も、輸出や生産の弱さを受けて製造業を中心に投資を先送りする動きが広がったことから、マイナス0.3%となりました。
その一方で、
▽「輸入」が、マイナス4.6%の大幅な減少となり、計算上はGDPを押し上げた形です。
▽また、「公共投資」も、プラス1.5%と高い伸びを示しました。
▽「個人消費」は、暮らしに身近な食料品の値上げが相次ぎ、消費者の節約志向が強まったことなどが響き、マイナス0.1%と振るいませんでした。
-- NHK NEWS WEB