各地のテーマパークどうしの競争が激しくなる中、「東京ディズニーシー」で2500億円を投じる大規模な拡張工事が始まりました。
東京ディズニーシーでは、隣接する駐車場の敷地およそ10万平方メートルを新たなエリアとして開発する計画で、21日は「ウォルト・ディズニー」のロバート・アイガーCEO=最高経営責任者も出席して起工式が行われました。
総工費は2500億円余りで、ディズニーシーの開園以来、最大規模の拡張となります。
「アナと雪の女王」などの映画を題材にした4つのアトラクションやホテルなどが建設され、2022年度に開業する予定です。
運営会社 オリエンタルランドの加賀見俊夫会長は「世界中で東京にしかないオンリーワンのテーマリゾートとして、一層進化させていきます」と話しました。
ウォルト・ディズニーのアイガーCEOは「日本の皆さんがディズニーをこれほど受け入れてくださりうれしい。新たな魔法の世界の幕開けを心待ちにしています」と話しました。
東京ディズニーリゾートの昨年度の入園者は3200万人余りと4年ぶりに過去最高を更新しましたが、大阪の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」など各地のテーマパークとの競争が激しくなっていて、新しいエリアの開業で集客力の向上につなげたい考えです。
-- NHK NEWS WEB